2月中旬:初めての長距離歩きin箱根旧街道
皆さん、こんにちは!山ガールになりたい女子・齋藤です!
先日、登山ガイドの鷲尾さんから「長距離歩きの練習も兼ねて、箱根にトレーニングに出かけませんか?」と連絡がありました。
二つ返事で快諾したものの、箱根で私を待ち受けていたのは、箱根湯本から芦ノ湖までの片道約12kmに渡るハードな道程でした。
しかし、見どころ満載の箱根での冬のトレーニングは大満足の1日になりました。
冬の箱根で長距離歩きのトレーニング!箱根湯本から芦ノ湖へ約12kmを歩く
齋藤:改めまして、皆さんこんにちは!
先日、登山ガイドの鷲尾さんから突然「箱根に出かけませんか?」と連絡が入りました。
箱根を訪れるのは、実は私15年ぶり。
随分昔の記憶ですが、素敵な場所だったことは覚えていたので、二つ返事で快諾しました。
「でも、箱根に何しに行くの?」と聞いたところ、「長距離歩きのトレーニングです」とのお返事。
そしてメールで送られてくる、休憩予定場所のお茶屋さんやカフェの素敵な写真。
一気にテンションの上がった齋藤ですが、実際に待ち受けていた箱根の道は・・・
鷲尾:皆さまこんにちは。登山ガイドの鷲尾です。
今回はなかなかハードでしたね^^;
箱根湯本をスタートして、芦ノ湖を目指す約12kmの道程。
平坦な道ならまだしも、なんと言っても場所は箱根。
お正月恒例の駅伝大会で『心臓破りの坂』などが出てくるほどの難所。
極端な急勾配ではないですが、なだらかな勾配がひたすら続く。
歩くと分かりますが、ある程度の体力と根気が必要となります。
齋藤:今回は舗装路だけではなく、趣のある箱根旧街道をメインで歩きました。
江戸時代から残る石畳を見た時は、とても感動しました。
ただ、後にこの石畳に苦労することに。笑
帰りはさすがにヘロヘロでしたね。笑
鷲尾:今回はお互い、よく頑張りました!ですね。
齋藤:今回も写真が盛りだくさんです^^
見どころ満載の箱根の風景とともにお楽しみ下さい♪
ロマンスカーの終点「箱根湯本駅」からスタート
行くぜ、芦ノ湖!(暖かかったので薄着になりました)
齋藤:しばらく住宅街の中の舗装路歩きが続くのですが、あちこちに見どころがあります。
早雲寺に寄り道。ピンクの梅の花。可愛い♪
椿の花が咲いています
参拝
梅の花が咲き始めていました。もうすぐ春ですね。
お寺の奥には立派な杉の巨木
しばらく歩くと箱根の山々が見えてきます。
いよいよ箱根旧街道へ
本格的な自然歩道はここから
歩きはじめは穏やかな林道
落ちていた椿の花
映画の世界みたいです
畑宿まで1km!齋藤VS旧東海道の激戦はここから!
石畳
標柱
石畳の登り。苔と前日の雨で滑ります
続く石畳
齋藤:写真におさめたのは登山道ばかりですが、この旧街道と舗装路のMIX歩きで、歩く場所の足元が一定では無いので、結構疲れます。
鷲尾:そして舗装路は勾配10%弱。
数字だと分かりづらいですが、緩やかにひたすら登りが続くので、脚には負担がかかります。
齋藤:しかも凄い強風だったんですよね!
向かい風で尚更体にも負担がかかりました。
ヘロヘロになってやっと休憩予定場所の「甘酒茶屋」に到着しました。
昔ながらの家屋と囲炉裏がある「甘酒茶屋」で休憩
甘酒茶屋 外観
甘酒茶屋 入り口
囲炉裏 炭の香りと、昔ながらの家屋の香りに癒されます
冷たい抹茶(左)と甘酒(右)
名物「力餅」も食べました♪うぐいす餅(手前)といそべ餅(奥)
齋藤:店内はほんのり薄暗いのですが、昔のままの趣がありました。
店内に入った途端広がる家屋と炭の香り。
囲炉裏の周りはポカポカと暖かく、ホッと一息つけました。
お餅も飲み物も美味しかったです^^
鷲尾:旧街道を歩いている時も、「甘酒茶屋」でも海外からのお客様が多かったですよね。
普段の登山では人とすれ違う時に「こんにちは」と挨拶しますが、今回はほとんど「Hello!」でしたね。
齋藤:そんな鷲尾さん、「甘酒茶屋」で休憩している時に、「そこの海外の方、お茶のポットのお茶の出し方が分からないみたい・・」と話かけたら、すかざすスクっと立ち上がり、近付いて・・・
鷲尾:「You want drink?」と聞いたら頷かれたので、「Close、Open、Push」
とポットの使い方を説明しました。
Close、Open、Push、OK(`・v・´)b
齋藤:中学生レベルの英語ですが(笑)、コミュニケーションってそれで良いんですよね。
誇らしげに戻って来たので面白かったです。笑
鷲尾:国際交流です!
齋藤:昔ながらの日本家屋や旧街道、海外の方に人気なのも納得です。^^
ゴールの芦ノ湖に向けてラストスパート★
齋藤:「甘酒茶屋」を出てからはスピードアップしました。
寄り道をしながら、約12kmを5時間で歩くのが目標だったので。
(でないと休憩時間をあまり確保出来ないのと、帰り時間の兼ね合いで)
鷲尾:いよいよ芦ノ湖商店街に下りてきました。ゴールは目の前です!
箱根駒ヶ岳 山頂には雲がかかっていました
ゴールの芦ノ湖前の鳥居★到着時刻は15時。10時30分頃から歩き始めて、休憩も含めると、約4時間で到着しました!
齋藤:鳥居の先には国指定史跡となる杉並木があります。樹齢約400年、高さ30メートルほどの立派な杉並木です。(肝心の写真が無い😱ごめんなさい!!)
芦ノ湖の目の前「Bakery &Table箱根」でお茶タイム
齋藤:流石にヘロヘロになりましたね。
疲れた身体に、温かいアップルパイの程よい酸味と甘さが絶妙でした。
鷲尾:肝心の芦ノ湖ですが、あまりの強風で日本海のように荒れていました。笑
齋藤:「これは写真を撮っても全然映えないだろうね・・・」と意見が合致し、写真は撮影しませんでした。笑
魅力溢れる「箱根旧街道」の歩き旅
鷲尾:初の長距離歩きの感想をお願いします。
齋藤:かなりのトレーニングになりましたね!
多少のアップダウンは覚悟してましたけど、なだらかな勾配がひたすら続くので、ジワジワ疲れていきます。
一番辛かったのは「七曲がり」でした。
勾配10%弱の舗装路を歩いて、曲がらないと先が見えないんですよね。
で、曲がった先に今歩いて来た勾配と同じだけの道が・・・
「何だこれ、まだ続くの!?」と思いましたが、歩くしかない!
登りはかなり体力を使うので暑くなる、しかし私達が行った日はとんでもない強風だったので、休憩で止まるとすぐに身体が冷える。
レイヤリングの重要性を実感しました。
鷲尾:私自身思ったのですが、舗装路と旧街道の自然の中を歩くのと、歩く場所が一定では無かったので、靴選びが難しいですね。
私は登山靴でしたが、石畳では滑りましたしね。
齋藤:私は「舗装路も結構歩くよ」と事前に聞いていたので、敢えてKEENの登山靴は避けました。
舗装路だと登山靴は疲れるので、長時間舗装路を歩くなら避けた方が良いと思い、コンバースのオールスターにしました。
が、石畳はゴツゴツの石だらけで足裏に直に刺激が来ます。それにとにかく滑る。
「KEENを履いて来れば良かったかな」と思ったくらいです。
今回の行程だと、どの靴がベターかというのは難しいですね。
今回はコンバースのオールスターを履きましたが…
スニーカーはオススメしません
普段はKEENの登山靴。
鷲尾:登山靴でも、ハイキングシューズでも歩けます。
とにかく体力勝負です。
長距離なので、ストックがあっても良いかもしれませんね。
齋藤:そうだね。
目標のコースタイムより早くゴール出来たのは嬉かったです。
「甘酒茶屋に向かって急げ急げ~」、「芦ノ湖に向かって急げ急げ~」って。笑
結構必死でした。笑
おかげさまで、「トレーニングした!」感は凄いあります!
駅伝のランナー達は凄いな・・・と改めて敬意を評したくなりました。
*✿思い出写真:おまけ✿*
葉の緑、空の青、花のピンク。春はすぐそこ。
謎のタイミングでストレッチを始める
お邪魔します