8月上旬:目指せ宝剣岳の頂!@夏の中央アルプス・千畳敷カール
皆さんこんにちは!山ガールになりたい女子・齋藤です!
甲斐駒ヶ岳登山の翌日、1日長野県内で休養を取った我々(´・ω・`)( ´ ▽ ` )
前日の登山で夕立にあった為、濡れてしまったウェア等をコインランドリーでお洗濯したり(´・ω・`)ノ🧺ヽ( ´ ▽ ` )
アイスを食べたり(´・ω・`)🍧🍨( ´ ▽ ` )
馬刺しを食べたり(´・ω・`)🍶🥩🥢ヽ( ´ ▽ ` )♪美味
偶然開催していた打ち上げ花火を見たり(´・ω・`)( ´ ▽ ` )わー✨
夏をのんびり満喫しました🌈
そんな中
鷲尾:明日、どうしようか?(´・ω・`)
齋藤:せっかくだから、もう1箇所くらい日帰りでどこか登山に行けないかな🤔?
鷲尾:車山高原とかはどう?ニッコウキスゲが見頃だと思うよ(´・ω・`)
齋藤:うーん…良い案だけど、標高2,000mくらいだから、多分暑いぞ( ´△`;)
鷲尾:そうだね(´・ω・`;)日帰りである程度の標高を…ってなると、やっぱり千畳敷カールかな?
齋藤:おー(´⊙ω⊙`)久しぶりだね!(4月に雪の千畳敷カールから木曽駒ヶ岳をピストンしました)
鷲尾:インスタでも写真が沢山投稿されているとおり、今は高山植物のベストシーズンだから、4月に登った時とは全く違った景色が見れるよ🎶
齋藤:いいねー( ´ ▽ ` )
鷲尾:ヘルメットとグローブも持参しているから、せっかくなら宝剣岳に登ってみる?(´・ω・`)
齋藤:む(´⊙ω⊙`)!?
鷲尾:齋藤さんは岩登りが性にあってるみたいだから、また空身で登ってみたらどうかな?
齋藤:むむ(´⊙ω⊙`)!?
鷲尾:車の中にザックは置いて行って、またMAMMUTのポシェットに必要最低限の物だけ入れて、千畳敷カールから宝剣岳をピストンするのはどうだろう(´・ω・`)?「雷三日」の言葉で言うところの明日は3日目だから、また午後に夕立が発生する可能性もある。宝剣岳までのピストンであれば、コースタイムもそんなにかからず登れると思うよ(´ω`)
齋藤:おー!イイねー( ´ ▽ ` )行こう行こう!
この時、齋藤はまだ夏の宝剣岳のルートを把握していなかった…(いい加減予習しろ)
と、いうわけで!
久しぶりの千畳敷カールに行ってまいりました💕
今回は、宝剣岳へのアタックがメインです🌟
雪のカールのど真ん中で号泣してから(え)早4ヶ月…
カールがどんな姿に変わっているのかワクワクしながらロープウェイに乗車し、約7分後。
我々を待ち受けていたのは、期待を裏切らない夏の千畳敷カールの絶景でした🥺✨
いつ訪れても、何度訪れても感動する美しい景色⛰
iPhoneに沢山収めた美しい写真もあわせてお楽しみ下さい😊
会いたかったよ><❣️夏の千畳敷カール😆❤️
平日にも関わらず、ロープウェイの「しらび平」駅に向かう林道バスも、ロープウェイの中も満員🤪
それでも我々は待ち時間もほとんどなく乗車出来たので全然マシで…
夏の間の土日は、待ち時間が数時間単位になる事もあるようです😱恐るべし
ロープウェイから降りたら登山届を提出して…夏の千畳敷カールとご対面👀💕
「会いたかったよ〜。゚(゚´Д`゚)゚。I miss you!!」と思わず絶叫しそうになりましたが、老若男女様々な世代の方が大勢いらっしゃったので、自粛しました😇
それが…
こんなに美しい劇的ビフォーアフターを見せられたら、また惚れますわ><❤️
本当に来て良かった(;ω;)✨
高山植物やカールの美しい景色を楽しみながら、まずは乗越浄土へ🎶
鷲尾さんの提案通り、私はMAMMUTのポシェットに必要最低限の物だけ入れて、空身で登ったのと、夏場は登山道がきちんと「遊歩道」として整備されているので、歩きやすかったです!(鷲尾さんはいつも通りのザックと装備で登りました💡)
歩きながら、周囲のどこを見渡しても漏れなく美しい景色が広がる…なんて贅沢なんだろう🥺💖眼福
齋藤:なんか不思議だね(´・ω・`)数ヶ月前まで一面白銀の世界だった場所を、また歩いてる。
鷲尾:齋藤さんはウルトラライトまではいかなくても、やっぱり荷物は軽量化した方がいいかもね💡甲斐駒ヶ岳の直登ルートを空身で登った時も、今回もそうだけど、歩行ペースが無理なく速くなってるし、そんなに呼吸も乱れてないしね^^
齋藤:言われてみれば…季節もコンディションも違うけれど、登ってる標高は同じなのに、呼吸はあまり乱れていない(´・ω・`)
鷲尾:少しずつ学んで、確実に成長しているよ😊
齋藤:う、うん(´・ω・`)♪嬉
あっという間に乗越浄土に到着٩( ᐛ )و
乗越浄土から宝剣岳へ…
冒頭にも記載したのですが、私実は宝剣岳を目の前にするまでルートを把握しておりませんで…
千畳敷カールを登っている時に
鷲尾:これから我々が向かうのはあそこ(´・ω・`)ノ
齋藤:(´⊙ω⊙`)omg!!
鷲尾さんが指差す方向を見ると、ポツンと見える岩塔と豆粒のように小さく見える人…
齋藤:あんな場所、ルートあるの!?(´⊙ω⊙`)
鷲尾:カールの登山道側から見ると分かりづらいけれど、ちゃんと鎖が張られたルートがあるよ!宝剣山荘あたりからだと、よく見えるよ^^
齋藤:ありゃまー(´⊙ω⊙`;)
カールを登っている時から、宝剣岳のテッペンに立とうとする人や、躊躇する人、躊躇無く立ち上がって両手を広げて万歳をする勇者など…
人一人が立てると思われる場所に、入れ替わり動く人の姿が見えました。
鷲尾:万が一落ちそうになってもサポート出来るように、僕はハーネスを履いて、カラビナ・スリングもぶら下げて行くから(´・ω・`)
そうこうしているうちに
鷲尾:怖かったら辞めてもいいけど(´・ω・`)どうすr…
齋藤:いや…
鷲尾:さすが😊
齋藤:登りたい山はまだまだある…他の憧れの山に挑戦する為にも、ここでの経験は役に立つはず。行かせてもらうぜ、相棒😎←何
鷲尾:よしきた(´・∀・`)まかせろ(ハーネスを履いたり準備)
齋藤:ねーねー、そういえば御嶽山見えな…
鷲尾:あの雲の中だ(´・ω・`;)
齋藤:ラピュタの「竜の巣」みたいになってるやん(´⊙ω⊙`)!!
齋藤:高岡さーん!お元気ですかー?。゚(゚´Д`゚)゚。←御嶽山に向かって呼びかける
鷲尾:高岡さーん!天候は大丈夫ですかー?。゚(゚´Д`゚)゚。←どう見ても大丈夫じゃない
齋藤:高岡さーん!また会いに行きますからねー。゚(゚´Д`゚)゚。
鷲尾:高岡さんに、また会いたいね(´・ω・`)
齋藤:担々麺、食べに行こうね(´;ω;`)
我々の命を救って頂いた、山小屋「二の池ヒュッテ」様。
優しく、気遣いに満ちたおもてなしで、我々を迎えて下さったオーナーの高岡様。
今までも、これからも、御嶽山は私にとって、不動の特別な存在の山です。
どの山のピークに立っても、必ず御嶽山の方向を探します。
御嶽山を見るたびに、色んな想いが巡ります。
御嶽山から学んだ「教訓」「経験」「人の優しさ」。
「御嶽山が見える」、それがどれだけ私の背中を押してくれるか。
鷲尾:今日はほとんど雲に覆われていて、全容は見えないけれど、御嶽山は見守ってくれているよ。
齋藤:うん。…行こう(`・ω・´)
いざ、宝剣岳の頂へ!山頂に響くスクリーム齋藤の雄叫び😱⚡️
まず基本情報として、宝剣岳は長野県のヘルメット着用推奨山域に指定されています。
登られる際には、是非、ヘルメットの着用を!
鎖場までの道は、ゴロゴロとした巨岩を超えて、鎖場に近づくにつれ道幅が狭くなるので、崖側に踏み外さないように注意⚠️気を引き締めて行きましょう(`・ω・´)
我々が登り始めてすぐ、山頂から下山するパーティにすれ違い「気をつけていってらっしゃい😊」とお声がけ下さいました(;ω;)優しい
山ってこういう些細な言葉一つが嬉しかったりしますよね🥺💕
写真では分かり辛いかもしれませんが、崖側に落ちたら数十m、下手をすると百m単位で滑落します。
宝剣岳の岩は、甲斐駒ヶ岳の花崗岩と違いザラザラしていないので、トレッキングシューズの摩擦抵抗もそこまで効きません。
足元を慎重に確認しながら、一歩一歩着実に進んでいきます。
鷲尾:スタンスの取り方も、身体の使い方も上手だよ(´・∀・`)上手い上手い
齋藤:問題は、ここから先だな(´・ω・`;)ゴクリ
写真には写っていませんが、下部の岩の間に祠があり、一応そこが山頂という位置付けになるようです。
但し、その祠の向こうに一際高い岩塔が。(上の写真の右側に写っている岩)
千畳敷カールや乗越浄土から見えた豆粒のような人達が立っていた場所。
齋藤:せっかくここまで来たから、登ってみよう(´・ω・`;)
鷲尾:僕が先に登ってリードするから、ちょっと待ってて(`・ω・´)
何この人!?(´⊙ω⊙`)ヒョイヒョイヒョイって…
齋藤:博士!展望はいかがですか🎤(´・∀・`)?
鷲尾:最高であります(*´ω`*)
ハッキリ言いますが!
声を大にして言いますが!
高所恐怖症じゃなくても普通に恐いです😱
恐る恐る鷲尾さんがいるテッペンの岩場に近づく(´・ω・`;)ソロリ
齋藤:何この岩!?ホールドと足場はどうしたらいいの😱!?
鷲尾:僕の言う順番どおりに動かして(`・ω・´)
鷲尾さんの指示どおりに両腕両脚、あらゆる筋肉を駆使して登るのですが、それでもラストのピッチがキツい><💦
齋藤:これ、ここ…ホールド無いやんけー😡!!←何
鷲尾:ここに手を置いて!!ピタ🙌🏻押さえた!足はそこに置いて、あとは腕力で身体上げて!
齋藤:フンッッッガー!!😡←色んな意味で恐い
鷲尾:はい、登頂( ´ ▽ ` )おめでとー🌟
齋藤:うわ…凄い景色✨!
鷲尾:両足押さえておいてあげるから、立ち上がってみる😊?
と、言われて立ち上がった瞬間
齋藤:おっかねーーー😱⚡️お前の方がこえーよ
鷲尾:景色凄いでしょ(´・∀・`)?
齋藤:凄い😭凄いけどもういい!ごわ〜い😭
ちょこん(`・ω・´)(;ω;)こわかった←お前がな
「足がすくむ」とはこういう事か😱を御年3⚫️歳を迎える女は悟りました😇オツカレー
恐怖はここで終わりじゃない!
クライムダウンが一番恐かった😱
鷲尾さんが先に降りて、足場を見ていてくれたのですが、
鷲尾:あと10cm!!…あと5cm!!
齋藤:腕!腕!!落ちる…😡フングッ←何コイツ
鷲尾:押さえてるから落ちない!!
試行錯誤しながらなんとか下りて、振り返ると
(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)おおー←順番待ちの人たち😱
齋藤:ごめんなさい🙇♀️ごめんなさい><!お待たせして本当にすみません🙇♀️💦
私が騒がしくギャーギャー言うもんだから、余計に恐怖を増幅させてしまったかもしれない😣と猛省…大変申し訳ございませんでした🙇♀️💦
我々の後に登られたのは、女の子の学生さん2人➕顧問の先生(?)なのかガイドさん1人のパーティだったのですが、空身で3人揃ってハーネスを履いて、スリングやカラビナなどの装備も持参し、私と鷲尾さんのように「次はそこ掴んで!次はここに足を置いて!」とマンツーマンで頑張って登られており、「なんて健気なんだ(´;ω;`)」と感動してしまいました🥺(歳をとると涙腺が、、)
女の子達が岩のテッペンに着いた時には、思わずその場に居合わせたみんなが拍手🤗おめでとー
女の子は「恐くて立てない><💦」と言っていましたが、「立てなくてもいいよ🥺そこまでよく頑張ったね😭✨」と、孫を応援するような温かい気持ちになっていました。←は?
鷲尾:ちなみに、さっき登った岩塔ですが…。ホールドの間のスタンスが広く、ホールドの岩角も丸みを帯びているので、クライミングに慣れている人や、よほど手足の長い人でない限り、かなり登りにくいのは確かです。
ビレイデバイスを設置できるピナクルやクラックもなく、フリークライミングになるため、ホールドを掴み損ねたり、クライムダウン中にバランスを崩すと、滑落します。
自信のない人や、強風・雨天の時などは、決して無理して登らないで下さいね。
齋藤:我々はだいぶ手足が短いけどな(´・ω・`)
宝剣岳からの絶景を十分堪能して、下山です!
無事に宝剣山荘付近に戻ってきたところで
鷲尾・齋藤:お疲れさま(´・ω・`)人( ´ ▽ ` )★
さらに千畳敷カールのロープウェイ乗り場まで、もの凄いスピードで下山!
齋藤:楽しかったー(*'ω'*)
鷲尾:良かった^^お昼どうする?中の食堂で食べるか、麓まで我慢する?
齋藤:帰りのロープウェイが激混みする前に麓まで降りちゃって、駒ヶ根市内で飲食店を探そう(´・ω・`)
鷲尾:オッケー👍♪
てなわけで、麓の駒ヶ根市内にある庶民の味方「ガスト🍴」で、クーラーとドリンクバーに癒されながら、しこたま美味い飯を食らいました(´・ω・`)🍜🍚( ´ ▽ ` )最高💕
初めての夏山シーズンを体験してみて学んだこと…
ぶーーーーーーん🚗<(´・ω・`)( ´ ▽ ` )東京さ帰るだ
鷲尾:当初計画していた予定からだいぶ変更になっちゃったけど、初めての夏山のアルプスはどうだった(´・ω・`)?
齋藤:人の数が凄いね!「夏のアルプスはこんなに人気があるんだ😳」ってことを体感したよ💦
鷲尾:雪山になると当然難易度が上がるから、冬場はアルプスの登山者の人口は減るんだよね。やっぱり限られた夏の間に登る人はもの凄く多いし、それだけ人気のエリアなんだよ🌟
齋藤:それは思った(´・ω・`)南アルプスなんか、鷲尾さんが言ってたとおりスケールが大きくて圧倒されるね!
鷲尾:そう!実際に登ってから見下ろすと、山の深さが分かるよね💡
齋藤:それに、夏山で利用者が増えるからこそ出てくる問題をいくつか発見した事も、勉強になったかな🤔
鷲尾:I・BI・KI🤗?
齋藤:あれは悪夢🤪笑 それだけじゃなくて、例えば環境問題。国立公園は(基本的に国立公園に限った話では無く、どの山でも言える事ですが)、ゴミは持ち帰りがマナーじゃん?でもペットボトルがポイ捨てされていたり、その辺で用を足した時に使ったと思われるティッシュがあったりね😥
鷲尾:よく勘違いされているんだけれど、水で溶けるティッシュは山で捨ててもなかなか溶けない。特に岩稜帯なんかだと、溶けないまま冬になって雪に埋まって、翌年そのティッシュが紙くずのような状態で残っていたりする事もある。槍ヶ岳に登山している時の槍沢の岩場で、キバナシャクナゲだと思って近寄ったらティッシュでした( ´△`;)
齋藤:人間が持ち込んだゴミを野生動物が食べてしまったりすると、生態系が壊れてしまうしね。
鷲尾:登山者みんなが共通の認識やモラルを持っているわけでは無いし、むしろ知らない・分からないまま訪れている人が多いのも事実。
齋藤:最低限の共通のマナーを認識してもらうのも、理解してもらうのも、簡単では無いってことだね😣教えてくれる人が身近にいないと、やっぱりなかなか共感しづらいのかな…
鷲尾:これだけ多くの登山者がいるからね、色んな人がいるのは当たり前。
齋藤:登山者の多さで言えば、千畳敷カールはロープウェイっていうインフラがあるから、夏場は観光地化されていて、登山慣れしていない格好の人や、家族連れで来ていて「頭痛い><!」ってお子さんが訴えてるご家族もいたね💡
鷲尾:ロープウェイで一気に標高が上がる分、高山病になりやすい場所でもあるよね。
齋藤:生後1歳くらいの乳幼児を連れて来てる方もいたのがビックリした(宝剣山荘付近で見かけたので尚更驚きました)。すれ違う人達は「かわいい〜!」って声をかけていて、確かに可愛いんだけれど…
鷲尾:乳幼児は喋れないから、例えば仮に高山病で頭が痛くても、訴える術は泣く事しか出来ないし、それが果たして「頭が痛い」と訴えてる事の高山病のリスクに気が付くかどうかは分からない。
齋藤:山はもちろん自由に楽しんで良い場所だけれど、ある程度のリスクを知った上で来ているのかは自己責任になっちゃうのかな…でも、鷲尾さんと色んな山を歩いて、色んな経験を通して知識や見聞を学んでいく中で、「自己責任」の言葉一つで片付けるのも違うかなって思ってる。
鷲尾:実際に齋藤さんが体験して感じた事を、これからも自分なりの言葉で、ブログやSNSで発信して、1人でも多くの人に知ってもらうきっかけになれば良いんじゃないかな😊
齋藤:そうだね(´・ω・`)知識は財産。それは私たちだけの財産では無くて、少しでも多くの人に知ってもらう事で広がる、『安全への可能性の大きさ』になるかもしれない。
自分で山を歩いた中で感じた事、経験を通して学んだ事を、一つでも多くアウトプットし、それが1人でも多くの方の知識や教訓につながれば幸いです。
これからも、出来る限り自分なりの発信を続けていこうと思います。
ここまで読んで下さった皆さま、本当にありがとうございます🙇♀️✨
(毎度長文・乱文で申し訳ありません)
☆★To Be Continued★☆