北海道・稚内に移住した友人と考える🤔SDGsにまつわる取り組み🌍
みなさん、こんにちは!齋藤です。
先日、稚内在住の友人と、鷲尾さんを含む3人で、Zoomで近況報告会をしました◝(⁰▿⁰)◜✧
まともな奴一人もいなくて草。(嘘です鷲尾さんと友人は超ハイスペックです)
友人は元々関東の都会育ちなのですが、仕事の都合で約1年前、稚内に移住しました🏠
自然保護に携わるお仕事をしているので、環境保全への意識も高く、元から地頭も良いので、移住してから様々な視点で、地域環境や問題を考察しているようです( •⌄• )◞
そんな友人と、気付けば近況報告会から、お互いの意見交換会に。笑
互いの考えを否定せず、価値観を押し付けない。
3人で会話をする中で、とても参考になる考え方が沢山ありました💡
今回は、我々のトークのメインテーマとなった、SDGsの取り組みと自然保護について、ご紹介しようと思います₍ ᐢ. ̫ .ᐢ ₎
「そういう考えもあるのね〜」という参考程度に、読んで頂けると幸いです₍₍ ◝( ‾▿◝ )◟ ⁾⁾
友人が稚内に移住して気付いた事〜住み続けられるまちづくり編〜
友人:全然!笑^^ 北海道って、内陸部が一番冷え込むんですよ。稚内は海沿いだから、風が吹くと体感的に寒くなるけれど、気温自体はそこまで下がらないんです。
鷲尾:もう稚内に暮らして1年経つけれど、住み心地はどう?
友人:東京に比べたら田舎ですけど、生活には全然困らないですよ。例えば、東京に住んでいた頃、家電を買おうと思ったら、ビックカメラを見て、ヤマダ電機を見て、ケーズデンキを見て、更に自宅に帰ってAmazon見て、「どれにしよう🌀」なんて迷ってましたけど、こっちはそんな選択肢無いんですよ。笑 家電量販店が市内に1店しかないから、そこかAmazon。笑
友人:そう、なきゃないで別に困らないの^^
友人:僕、ハードコンタクトを使っているんですけど、一度落としてしまって、作り直さなきゃいけなくなったんです。それで市内で唯一の病院へ行ったら、その日眼科医がいなかったんですよ。笑 週に1回しか出勤しないみたいで。結局眼科医のいる日に改めて行って、再度作るまで2週間かかりました💦笑
齋藤:医療体制の問題は、地方では確かに深刻かも…。私の地元も少子高齢化が進んで、高齢者が増えると、必然的に医療は不可欠になる。最近大きな総合病院が出来たんだけれど、その前まで、町の開業医の先生が、何人も患者さんを抱えていて、過労でたたんでしまった所もあった。
友人:稚内も例に洩れず、少子高齢化が進んでいる。若い人達はどんどん札幌や東京の都会へ出ちゃうからね。やっぱり大学進学で都会に出ると、戻って来ないんだって。Iターン、Uターンの取り組みを強化しないと、街としては今後心配だよね。
友人:在宅ワークとか、働き方がより柔軟になる事と、若い世代が「子育てをしたい」と思うような環境づくり、かな。あとは先に言ったように、医療体制の充実は凄く大切だと思う。医療が整っていないと、結局若い世代も離れちゃうんじゃないのかな。
齋藤:私の地元も今、宅地開発が進んでいて、若い世代に住みやすい、子育てしやすい環境を整えようと努力しているみたい。でも、結局その人達が住むエリアって決まってるの。だから、保育園の待機児童も出てる。私の実家がある地域には、全然若い人が増えなくて、小学校も統廃合したりしているくらい、少子化が進んでいるんだ。
鷲尾:地域間格差が大きいんだね。
齋藤:村八分的な風潮がまだまだ強いんだよね。他所者に対して風当たりが強いと言うか。一時期、「田舎暮らし」が憧れになって、流行ってたじゃない?もちろん上手くいって、悠々自適に暮らしている人もいるけれど、大抵挫折のきっかけはご近所付き合いだと思う。
友人:僕個人の経験だけど、稚内に移住してから、そういった排他的な扱いは、今のところ感じていないかな。でも、齋藤さんの言い分もよく分かるよ。僕はたまたま稚内に移住したけれど、違う地域だったら同じような経験をしていたかもしれないからね。
友人:近くの利尻島、礼文島への移住者も増えていて、寧ろ島としては歓迎しています。転勤族の人たちが「もし転勤で異動するなら、稚内に残って起業しないか?」って誘われることもありますし、住人を増やすことには熱心に取り組んでいますね。
友人が稚内に移住して気付いた事〜環境問題・海編〜
友人:こっちに来てかなり衝撃的だったのが、漁師さんがタバコを海にポイ捨てしていたことですね。笑
鷲尾・齋藤:嘘!?笑
友人:いや本当…ビックリしましたよ!
友人:東京も多かったですけれど、こっちもゴミのポイ捨てはあるんですよ。
齋藤:それが今問題になっている、プラスチック製品のゴミ問題にも繋がるわけだが。
鷲尾:原料が化石燃料というのも問題だし、ポイ捨てされたゴミは、最終的に海に流れ出てしまう。それが海の汚染と生態系が脅かされるっていう事に直結するんだよね。
齋藤:日本って自動販売機めちゃくちゃ多くない?海外の人が、あまりに多種多様で驚くらしいよ。海外だったら、治安の問題もあるから、あまり自動販売機って無いんだってね。だから必然的にお店で買うか、マイボトルを持参するらしいんだけど。喉が渇いたらすぐに買えるから便利だけれど、その分プラスチックのペットボトルを生産しているわけだよね。
友人:今後は益々、バイオマスを使ったペットボトルの普及と、自動販売機の撤去や削除が進んでいくと思う。
鷲尾:パラオなんかは日焼け止めを塗って海に入っちゃダメなんだよね。
齋藤:そうなの(´⊙ω⊙`)!?
鷲尾:うん。海の生態系を壊す原因になりうるから。それに、飛行機のチケット料金に、100ドルくらいの環境税が組み込まれているんだ。
友人が稚内に移住して気付いた事〜環境問題・自然保護編〜
齋藤:北海道の山ってさ、やっぱりゴミのポイ捨ては無いの?前に携帯トイレの件で少し聞いたけど。
友人:基本的にね。利尻山は携帯トイレもマストで持参、回収だし。
齋藤:前の夏にアルプスに登った時、ペットボトルのゴミが放置されていたの!しかもタチが悪いのが、ハイマツの中に隠してあったんだよね。
友人:えっ!!?
鷲尾:夏のアルプスは登山者が多いからね、そういう人もいるんだよ。皆んなが皆、マナーを守れるわけじゃない。
齋藤:マナーというか、モラルの問題だよな…。登山って、そもそも人間のエゴ以外の何物でもないし。
齋藤:なかなかね〜それが難しいんだよね〜…反対する人もいるし。。
---------ここで、イケメン鷲尾による豆知識💡---------
アメリカは創立から僅か200年弱の歴史の中で、観光立国として成立しています。
長い歴史を持つヨーロッパの様に、歴史的建造物などの文化的なバックグラウンドが少ないにも関わらず、です。
観光資源として重要な役割を担っているのは、やはり国立公園です。
世界最初の国立公園・イエローストーンを始め、数々の自然豊かな国立公園を保有しており、その土地の全てを国が買い取っています。
現代まで繋がる、アメリカの国立公園の理念を確立させたのは、「自然保護の父」と呼ばれている、1800年代の作家、ジョン・ミューアと言う人物です。
環境保護を大切に考えていた彼は、国立公園を増やそうとする試みに邁進しました。
---------イケメン鷲尾による豆知識、おわり---------
友人:富士山なんかだと、入山料が発生しませんでしたっけ?
鷲尾:発生するよ。ただ、富士山って入口に人数カウンターがあるんだけれど、その人数と支払われている料金のトータルが合わないんだって。訪れている人の7割程度しか、入山料を支払っていない計算になるみたい。富士山なんかは、それこそ色んな人が訪れるから、安全の為に沢山のパトロール隊員だったり、登山道のチェックが必要だから、管理と維持に凄くお金がかかるんだよね。
コレ、自分なりに噛み砕いて書いてるんですけど(鷲尾さんにかなり分かりやすく説明してもらった)、実際この人達難しいこと話すんで、私の脳みそじゃ、ちょっと分からない事多かったです。笑
みんなで考える「地球温暖化」🌍〜気候変動に具体的な対策を〜
鷲尾:そういえば去年の10月に、知床半島で試験的なマイカー規制がなかったっけ?
友人:ありました!これまでも夏の週末とか限定的に「知床自然センター」から道道93号区間を規制していたんですけれど、10月の2日間だけ試験的に、ウトロ市街地から規制の区間を延ばしたんです。
友人:そうなると生態系は壊れてしまう。その為にも、野生動物と人間とは、絶対に一定の距離を取らなければならない。観光客は一時的に訪れて帰ってしまうけれど、町の人達は熊と共生しなければいけないからね。
鷲尾:まして北海道は本州と違ってヒグマだから、大きさが違うよね。
友人:この前、稚内の市街地にも出没して、騒ぎになったんですよ🐻💦笑
友人:思うんですけど、僕ら生まれてから20〜30年そこそこで、温暖化の影響を肌で感じるレベルってヤバくないですか?笑
鷲尾・齋藤:ヤバい。笑
齋藤:でもさ、電気自動車の価格ってめちゃくちゃ高くない?笑
鷲尾:スイスのツェルマットなんかは、電気自動車しか通れないし、入れないんだ。
齋藤:そうなの(´⊙ω⊙`)!?
鷲尾:ツェルマットって、地形的に谷合だから、排気ガスが籠りやすいんだよね。日本製の電気自動車なんかだと、寒くてバッテリーが上がってしまうから、電気自動車は全てツェルマットで手作りされているらしいんだ。燃料となる電気は、ツェルマットにあるダムで水力発電を利用して作られている。完全自給自足のクリーンエネルギーだよね。
齋藤:”住民が自主的に”ってところが凄いよね!意識の違いが伺える。
鷲尾:日本も自動車生産大国として、脱・炭素の推進や意識を変えていかないとね。
齋藤:沈んでしまうかもって危惧されているのは、イタリアのヴェネツィアなんかもそうだよね。
結局、大切なのは子供たちへの”教育”なのでは✏️
友人:漁師さんのタバコポイ捨ての話じゃないですけど、やっぱりある程度年齢を重ねられた方に、モラルやマナーを説いたところで大して理解を得られないんですよ。それはその人達が悪いわけでは無くて、そもそもそういう行動が”いけない事”と教わって来なかったから、仕方がないんです。
友人:僕、この歳になっても思いますけど、”誰かに自分の意見を伝える”って、社会人になって鍛えられたから出来るようになりましたけど、今でもまだまだ勉強不足だなって思うんです。自分の意見を相手に伝える練習って、小学生からやっても良いと思うんですよね。極論、ずっとディスカッションしてても良いのかなと。笑
友人:教科書通りの勉強だけではなくて、例えば自然教室だったりとか、実際に現地で学んでほしい。自然は教室と教科書だけでは学べませんから。
模範解答👏
沢山の発見をくれた友人に感謝✨
今回の我々の意見は、あくまでもそれぞれが考えている事をアウトプットしただけなので、どれが正解なんて無いです。
ただ、”自分達なりにテーマと課題に対して考える”という事に意味があったと思います。
私は、私が知らない知識を分け与えてくれる人が好きです。
新しい価値観に気づかせてくれる人が好きです。
鷲尾さんも、友人も、そんな大切な人達です。
久しぶりに、誰かに自分の考えだったり、学んだ知識を話してアウトプットするという作業をしたので、とても楽しかったですし、脳みそ使いました。笑
「また、Zoomでこういうのしようね〜^^」と言って締めくくられました♪