8月上旬:夏山シーズン到来!南アルプスの貴公子・甲斐駒ヶ岳へ〜「こもれび山荘」宿泊編〜
皆さんこんにちは!山ガールになりたい女子・齋藤です!
梅雨明け前から、鷲尾さんと「夏山はどこに行こう?」と話をしていました。
齋藤:未踏のエリアで言えば南アルプス(´・ω・`)そろそろ攻めたくねーか?
鷲尾:そうだね!どこか登ってみたい山はある?
齋藤:鳳凰三山は興味あるなー( ˘ω˘ )💕鷲尾さんは?(´・ω・`)
鷲尾:僕は正直、学生時代に甲斐駒ヶ岳以外の南アルプスの百名山は登ったから、しいて言えば甲斐駒ヶ岳かな(´・ω・`)
齋藤:おう!せっかく行くなら両方登りたいね( ´ ▽ ` )
鷲尾:ちょっと縦走ルートでコースを組んでみても良い?
と、言われて当初提案されたプランがなかなかエッジが効いておりまして…
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前泊で甲斐駒ヶ岳の麓近くに宿泊し、翌日黒戸尾根(日本三大急登✨)を登って「七丈小屋」に宿泊。(運が良ければ花谷さんに会えるかも!?)
その翌日、「七丈小屋」から甲斐駒ヶ岳山頂に登り、そこから駒津峰、仙水峠、アサヨ峰から早川尾根を縦走。(コースタイムで行動時間は約9時間)
その日は「早川尾根小屋」という山小屋に宿泊。
最終日に鳳凰三山にアタックして下山( ´ ▽ ` )ノ✏️
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齋藤:おいッッ!!(´⊙ω⊙`)
鷲尾:はい(´・ω・`)?
齋藤:オヌシ正気か!?(´⊙ω⊙`)迫真
鷲尾:やっぱり厳しいか(´・ω・`;)
齋藤:この前両神山に登った時、登りで右太腿が痛むって分かったのに、標高差2,200mはリスキーだと思うぞ(´⊙ω⊙`)あと、中日の行動時間がおかしくねーか!?
鷲尾:やっぱり厳しいか(´・ω・`;)
齋藤:私のポンコツぶりを理解しての提案かね(´⊙ω⊙`)!?
鷲尾:考え直してくる(´・ω・`)」
そして、検討後の再プレゼン会💻
齋藤:今度は大丈夫かね( ˘ω˘ )☕️ズズッ
鷲尾:はい、こちらです(´・ω・`)ノ📃
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1日目:朝東京を出発し、昼過ぎに南アルプス林道バス乗り場に到着。林道バスで北沢峠へ移動。北沢峠の「こもれび山荘」で1泊。
2日目:「こもれび山荘」から仙水峠、駒津峰を経由し甲斐駒ヶ岳へアタック。そのままピストンで下山。下山後は麓の宿泊施設に宿泊。
3日目:早朝に車で「青木鉱泉」まで移動。鳳凰三山に登頂して下山。
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齋藤:悪くない(´⊙ω⊙`)
鷲尾:良かった( ˘ω˘ )
こうして、初の南アルプスに挑んでまいりました❣️
実は、現地で夕立にあったり、当初の予定を大幅に変更したり…
計画通りに行かないもんだなーというのも、今回の山行で大きく学びました。
正直、今までの登山で、一番精神的にも肉体的にも辛かったです…
自ら様々なシチュエーションを経験することでしか、人間って学べない事、成長出来ない事って沢山あると思うので、今回の登山は身になる体験を多く出来ました。
「正直しんどい!」的登山から帰って来て、ブログをしたためている今、「また甲斐駒ヶ岳に登りたい」という想いに駆られます。
とにかく美しく、南アルプスのスケールの大きさに感動しました。
今回も長編になります故、複数回に分けて投稿致します🙇♀️
林道バスに乗り、今回の宿泊場所である北沢峠「こもれび山荘」へ٩( ᐛ )و
時間に余裕を持って東京を出発して来たのですが、なんだかんだ渋滞にハマり、南アルプス林道バス乗り場のある「仙流荘」に到着したのは、最終バス出発時刻の30分前😱
鷲尾:あぶなかったー(´・ω・`;)
齋藤:なかなかスリリング(´⊙ω⊙`)
バスに乗車したのですが、定員MAXの激混み😱夏山恐るべし
私は山道などのカーブが多い場所だと車酔いしやすいので、そっと目を閉じる( ˘ω˘ )
そして・・・
( ˘ω˘ )スヤーーー寝た
( ˘ω˘ )ヾ(´・ω・`)ゆさゆさ
齋藤:ぬ?🤤←ヨダレ拭けよ
鷲尾:北沢峠に着いたよ(´・ω・`)
林道バスを降りるとそこには…
チェックインを済ませて、スタッフの方から簡単に館内の説明と、食事の時間を聞きます。
我々の寝床は2階の大部屋。
早速荷物を置きに行く(´・ω・`)( ´ ▽ ` )
既に大勢の宿泊客がおり、仮眠をとられている方もいたので、足元に注意しながら、自分達がチェックインの際に渡された番号の書かれたカードの布団の場所に行く。
幸い運よく、私の隣はいませんでした!
齋藤:すげーな(´・ω・`;)
鷲尾:うーん(´・ω・`;)
齋藤:ここじゃ落ち着かないし、夕飯まで館内散策や小屋の近くをお散歩しようよ( ´ ▽ ` )
鷲尾:そうだね(´・ω・`)
「こもれび山荘」の館内設備をご紹介٩( ᐛ )و
鷲尾さんがこのバンダナを頭に巻くと、良くない事が起こる…(意味深)
ここからは、読書好き民萌えポイント😍!
「如何に自分の部屋(限られた空間)に沢山の本を綺麗に飾るか」というのはなかなか工夫が必要で、私も自分の部屋の壁にウォールシェルフの棚を設置し、インテリアで活用しています💡
本の飾り方も見せ方も、とても綺麗で興味深かったです🧐
「こもれび山荘」周辺を散策しよう٩( ᐛ )و
少し小屋の周辺を歩いてみる(´・ω・`)( ´ ▽ ` )
夕飯の時間まで、のんびりまったり過ごせました♪
カオスな晩餐会のはじまりはじまり〜🥳
我々が利用させて頂いた日は、今シーズンでもかなり混雑していたようで、先ほどの長テーブル
ここに席を割り振られ、ギュウギュウ詰めの状態での食事となりました。
小屋のスタッフさん達は皆さん明るくキビキビと動いていらっしゃいました。
若いスタッフさんも多く、なんというか、若いからこそ出る仕事のチャキチャキ感っていうんですかね?(←伝わる?)
みんな明るくて活気があって良いなーとアラサーはしみじみ思いました( ´ ▽ ` )羨ましい
食事の感想はですね…
赤岳鉱泉様とニの池ヒュッテ様の偉大さを痛感しました。(バカ舌の舌が肥えてしまった)
この2つの山小屋さんの食事は、是非一度味わって頂きたいです。
宿泊じゃなくても、ランチ利用でもオススメです😊
ニの池ヒュッテ様はランチで提供されている担々麺🍜が好評のようなので、是非また行きたい><💕
鷲尾さんと「また高岡さん(ニの池ヒュッテのオーナーさん)に会いたいね」なんてよく話します(´・ω・`)( ´△`)高岡さーん
あとはご想像にお任せします。(察して)
戦慄☠️美しき人々の人間破壊
消灯時間は20時だったので、歯磨きを済ませて床に着く(´・ω・`)( ´ ▽ ` )
我々が宿泊した2階の寝床では、翌日に備えて寝ようとしている方も多数見受けられました。
BUT!!
先ほどの薪ストーブ
この四方に囲われた部分が1階から吹き抜けになっており、下の階でお酒を飲んだり、談笑されている方の話し声が全て筒抜け。(この日はほとんどの方が夕食後早めに寝支度に入られ、フロア自体が静かになっていたので、尚更笑い声がよく響きました><)
こりゃ寝ようとしている人達がちょっと可哀想だけど…まだ消灯時間前だから仕方ないのかな(´・ω・`)
消灯時間には皆さんきちんと寝床につかれていました( ˘ω˘ )
無事に消灯…
BUT!!
ここから2階の大部屋が、惨劇の地獄絵図と化す😈⚡️
そう!山小屋の相部屋あるある♪
I・BI・KI🤗
複数人による不協和音の大合唱📢
途中で耳栓をしたのですが、耳栓をも貫通して私の鼓膜にダイレクトパンチ👊critical
合唱団の勢いに戦慄し、ものの数時間で耐えられず、鷲尾さんの方を見ると…
鷲尾:(´・ω・`)つらたん
めっちゃ辛そうな顔してるやん!!ww
齋藤:寝れないね(´・ω・`)ヒソヒソ
鷲尾:一度お外に出ようか(´ω`)ヒソヒソ
我々以外にも眠れない方が多くいらっしゃって、皆さんお手洗いに行ったり、少しその場を離れたり、寝苦しそうにされていました…
齋藤:いやー…地獄やな(´・ω・`)
鷲尾:なんか落ち着かないんだよね…山小屋泊の経験は沢山あるし、それこそピーク時の山小屋で、相部屋にすし詰めとかも経験があるんだけれど、それとは何か違う、、多分この小屋の構造かも。
齋藤:構造?
鷲尾:ここってさ、団欒スペース、食事スペース、睡眠スペース、それぞれに仕切りが無いんだよ。1階のベッドスペースにはカーテンで仕切りがあるけれど、団欒スペースで談笑していた人達の声はまる聞こえだったろうから、早く寝たい人は寝辛かったかもしれないね…
齋藤:言われてみれば(´・ω・`)
鷲尾:我々の寝床の2階の大部屋も、あれだけ仕切りが無く広い部屋は体験したことが無い。
齋藤:私はどちらかと言うと閉所恐怖症だから、仕切られた空間に大人数ですし詰めにされる方が辛いからな…
鷲尾:そうだね(´・ω・`)
齋藤:イメージ的にフェリーの3等船室みたいな雑魚寝の部屋の雰囲気っていうのかな。。多分1階で寝てる人達にも、2階の不協和音協奏曲第5番くらいまでは届いでいるかと(´・ω・`;)
鷲尾:みんな一心同体!
齋藤:1mmも結束感のない一心同体😩
鷲尾:うーん(´・ω・`;)我々も真面目にテント泊を考えようか
齋藤:そうだね( ´△`)荷物が増えても自分達の空間が確保出来たら、寛ぎ方も違ってくるし
「真剣にテント泊を検討しよう」という決議に至り、いそいそと惨劇の舞台に戻る(´・ω・`)( ´△`)こえー
(´・ω・`)( ´△`)そろり
ガーーーーー😩
グウーーーー😪
グウォーーー😴
(´・ω・`;)( ´△`;)ゲリラ
齋藤:なんか、さっきよりエスカレートしてねーか( ´△`;)ヒソ
鷲尾:うーむ(´・ω・`;)調査に行ってまいる(`_´)ゞヒソ
鷲尾さんが暗闇の中、爆音でイビキを奏でる爆睡パリピの調査に行きましたww
色々調査をして戻って来た鷲尾さん
齋藤:隊員!いかがでしたか?(´・∀・`)ヒソ
鷲尾:後ほど、レポートにまとめます(`_´)ゞヒソ
そのレポートがこちら👇
因みに小結はなんと鷲尾さんのお隣さんだったようで、鷲尾さんの方を向いてイビキを奏でて下さったそうです🥳
なので鷲尾さんも、間近で観察するというイビキの研究を行なったようです🧐🧪
そんなわけで、2人ともまともに寝れたもんじゃなかった!
我々だけでは無く、他の方もなかなか寝付けなかったり、起きたりして辛そうでした…
翌朝、不眠のストレスによる疲労が😰
早朝から身支度と朝食を済ませ、出発される宿泊客の方々…
我々はなかなか寝れず、起床したのは多くの宿泊客が出発された後。
モグモグ('ω')🍚(´ω`)ゲッソリ
鷲尾:食欲無い…(´ω`)
齋藤:大丈夫?(´・ω・`)
鷲尾:食べれる量だけ食べておくよ。ねえ…やっぱりテント泊考えようか…
齋藤:よっぽど昨夜の小結によるダメージがデカかったのだな(´・ω・`;)
早々と食事を済ませ、小屋を後にしました。
出発する時にスタッフさん達が「いってらっしゃい^^」と笑顔で声をかけて下さったのが唯一の救い…
夏山ピーク時の山小屋宿泊について考えよう🤔
そもそも論、個人的に疑問なのですが、イビキをかく方ってご家族や身内から何も指摘されないのでしょうか(・・?)超疑問
それとも私と同様の、スィングルライフなのでしょうか💃?(であれば10歩譲って許す🧚♂️)
普段周囲から指摘されているのであれば、何故、山小屋宿泊で相部屋であるにも関わらず、ご自身で工夫や配慮をされないのでしょう🤫?
「一人が良くても、周りの大多数の人にとっては睡眠妨害になる」という認識はあるのでしょうか😶?
疑問だらけ🤯(脳内キャパオーバー💣)
今回は大部屋で、しかも爆音のイビキをジャイアンのコンサートバリに長時間発していた方が複数人いらっしゃったのですが、どなたも口呼吸を防ぐイビキ防止テープなど、イビキ対策をされていないようでした。
受け身側ばかり防御策を施しても、攻撃側は戦闘態勢5万くらいあるので太刀打ち出来ません🤪👊
何故我々が小屋泊を選んでいるかというと、お金を払った分、荷物もテント泊の方より少なく、安全な場所できちんと布団で休息を取ることが出来るから…なのですが、物理的に安全は安全だけれど(屋内なので)、果たして精神的に「安全」と言えるでしょうか🤔?
寧ろ不眠MAXの状態で山に登るわけなので、危ないっちゃ危ない。
お金を払って安心して寛ぐはずが、ロクに眠れず、翌朝精神的にも疲れて食欲も落ちて…
って、ダメじゃねコレ?
山小屋泊のイビキ問題は、様々な方が著書だったり、ブログなどで体験談を書かれていますが、それだけ他人からの睡眠妨害って不快で悩ましい問題なので、ぜひ自発的な配慮を心がけて頂きたいものです。
身内だったら「イビキ酷いよ😥大丈夫?」など直接指摘が出来ますが、他人様に「イビキうるさいですよ〜( ´ ▽ ` )」なんて言えないので…(←KABAちゃんは言えるらしい🤗)
「だったらテント泊にしろ!」とか「山小屋はそういうもんだ!」なんてご意見も頂きそうですが、我々が山小屋泊を選ぶ理由は前述の通りですし、どんどん時代は進み、現代様々な技術や文化が目まぐるしく変化・進化していく中で、「そういうもんだ」と割り切る考え方は、このグローバルなご時世に、柔軟性・多様性に欠けるナンセンスな考え方だと、個人的に思います。
イビキ対策の商品は、薬局やドラッグストアに足を伸ばせば、負担の少ない金額で手に入る世の中です。
例えば、仮に、仮にですよ!
来年の東京オリンピック開催に向けて、政府がインバウンド客誘致に注力する中で、日本の山に登りたいと考えているインバウンドの方もいらっしゃると思うんです。(まして国立公園や世界遺産ともなれば尚の事)
それが、いざ山小屋に泊まってみたらイビキの大合唱で「おもてなし」なんて、「This is Japanese "OMOTENASHI"😆wow」とはならないでしょう。笑
経験された方もいらっしゃるかもしれませんが、旅先で嫌な想いをしたら、「またその場所に行きたい」という気持ちは薄れますよね。
思い出す度に嫌な記憶が蘇る…せっかくの旅が、こうなってしまっては悲しいです。
電車のマナー、喫煙のマナー、様々な場所で問われるマナー。
山ではどうなんだろう?
ぜひ、皆さんもご自身の体験など踏まえて、見直すきっかけになれば幸いです。
イビキについて熱く語り過ぎた🤪
寝不足ちびっ子コンビはこの後、南アルプスの貴公子・甲斐駒ヶ岳に挑みます!
午前中は天候に恵まれましたが、午後から急な夕立にあい、齋藤は大パニック😱⚡️
夕立の経験から大きく学んだ事は、ズバリ「雷」です。
自然の脅威相手にどう対策をするか…
次回、鷲尾さんから実際に教えてもらった知識も含めてご紹介します!
☆★To Be Continued★☆