6月中旬:憧れの八ヶ岳最高峰・赤岳に挑む!〜赤岳山頂アタック編〜
皆さんこんにちは!山ガールになりたい女子・齋藤です!
お世話になった「赤岳鉱泉」さんを後にし、いよいよ憧れの赤岳山頂へアタックに挑みます⛰✨
改めて今回のルートですが、美濃戸登山口からスタート、北沢ルートから赤岳鉱泉・行者小屋を経由し、地蔵尾根から赤岳山頂へアタック。
下りは文三郎尾根から南沢ルートへ経て、美濃戸登山口に戻る周回コースです💡
赤岳アタック当日は、心配していたお天気にも恵まれ、八ヶ岳の抜群の眺望を眺めながらの登山となりました😆
憧れの山頂へ…いざ!
「赤岳鉱泉」から「行者小屋」へ
「行者小屋」には南八ヶ岳のマスコットキャラ的なカモシーがいるので、インスタで写真を見て、「私も一緒に撮りたい❣️」と楽しみにしていました😊
でもその前に!MAMMUT大好き勢にはたまらないポイントが😍
階段を登っている時
鷲尾:ちょっとだけ寄り道して良い?(´・ω・`)
齋藤:ん?(´・ω・`)
鷲尾:何故かと言うと😊
「あの山頂に行くのか…ワクワクするなー✨」という気持ちと、反面「まだまだ遠いな」という気持ちが混ざって、「本当にあの場所(赤岳山頂)まで辿り着けるのか!?」と疑問が生まれる、という新たな方程式を発明しました😐
少し歩くと「行者小屋」さんに到着🎶
齋藤・鷲尾:あ!(´⊙ω⊙`)
カモシー様を前に興奮する、いい歳した人たち(我々)😍
カモシー様と何種類かある吹き出しは、木の板で出来ており、小屋の前にまとめて飾ってありました。
写真を撮った後は、必ず元の位置に戻しましょう!
ドリンク以外にフードメニューもあります🍽
我々も「山頂から戻って来たら、昼食はここで食べよう💡」と決めていました。
お茶も飲んだし、お手洗いも済ませておきましょう!
臭いはそこまで気にならなかったです。
「赤岳鉱泉」さん、「行者小屋」さんともに、衛生面を徹底されているのと、ちょっとした配慮が随所に見られ、山小屋としての努力とプライドを感じました。
「行者小屋」から先は本格的な岩稜帯になってくるので、持参してきたヘルメットを着用👷🏻♂️
私はまだまだ登山初心者なので、万が一の為にハーネスも着用しました🌟
へーんしん٩( ᐛ )و✨
鷲尾:この写真(↑)はかなり説得力があるので、必ずインスタに載せるように(`・∀・´)
齋藤:あいよ😎👍
そして後々、この「山なめんなよ」の言葉の意味を深く考える事になります…
「行者小屋」から地蔵尾根を登り、憧れの赤岳山頂へ✨
準備が整ったので、「地蔵尾根」から赤岳山頂を目指します!
岩綾帯を、ひたすら目の前に現れる鎖や梯子を一歩一歩着実に登って行く。すると…
「いよいよこんな所まで来たか!」というワクワク感と同時に、私が大の苦手とする、稜線上の細かいアップダウンの最後の登りが見えた時に思わず、
齋藤:え…もしや、アレ、登る?
鷲尾:もちろん(´・ω・`)だって赤岳山頂あっちじゃん
齋藤:( ´△`)
鷲尾:今登って来た所ほど、しんどく無いはずだよ💡もう少しで山頂だから、頑張ろう(´・ω・`)
齋藤:おうよ😎👍
泣きました。
自然と涙がポロポロ落ちて来て…泣きながら名古屋方面に向かって、
脇海道ー!!私も赤岳登ったよー(´;Д;`)
と絶叫しました。(冷静に考えて頭おかしい奴🤪)
超過酷だった!とかでは無く、写真で見てからずっと憧れていた山の頂に私も辿り着けた…という事の、ただただ感動ですね。
脇海道先生の写真は冬に登ったものなので、時期も難易度も全然違いますが、
私も自分の脚でここまで来たんだ(´;ω;`)
感情が一気に溢れ出すというか、「感極まるってこういうことか😢」としみじみ思いました。
山頂で更にテンションが上がったのは、すぐ目の前にキレットがあった事!
齋藤:行こう!
鷲尾:ダメ(´・ω・`)
齋藤:だよね。…でも、私いつか必ずアレ(キレット)に挑戦する。
鷲尾:じゃあその為に、一緒にロープワークやクライミングを覚えよう😊
齋藤:うん!(´・ω・`)✨
お昼を過ぎていたという事もあり、山頂から早々に下山しました。
キレットを眺めながら、「今の自分には難しいけれど、いつか挑戦したい」と強く思いました。
赤岳山頂から文三郎尾根を経て、南沢ルートへ下山🥾
下りはひたすら続く階段道を行くと「行者小屋」さんに再び到着٩( ᐛ )و
遅めの昼食を済ませて(写真忘れました)、南沢ルートへ🥾
疲れていて気持ちに余裕が無くなり、些細なことで揉める…
普通に考えて、超ーーーーしょうもない事なのですが、気持ちに余裕が持てず、相手への思いやりや気遣いが薄れてしまうのは、毎回私の反省点です。(一向に反省してねーじゃん)
反省点をなかなか改善出来ないところも反省点。。。
ダメダメじゃん私😱マジ卍(←コレ使い方あってんの?)
下山で唯一癒しだったのが、美濃戸登山口の少し手前で出会った鹿さんたち🦌
齋藤:ねえ、あの子たちさ…ヒル連れて来てないよね?(´⊙ω⊙`)
鷲尾:だからいないってば(´・ω・`)
無事、美濃戸登山口まで戻ってきて「ありがとう!本当にお疲れ様😢✨」とお互いに労をねぎらいました。
鷲尾さんに甘えきりで、私はまだまだだなーと思う事ばかり…
でも、憧れのお山に登る事が出来たのは、自分の中で大きな自信になりました😊🌟
今一度考えたい「安全登山」について…
「山なめんなよ」
今回の赤岳登山を通して、自分の中で一番色々考えさせられた言葉です。
「行者小屋」さんのキャラクター、カモシー様のお言葉。
この言葉の意図や意味を本当に理解している人は、果たしてどのくらいいるのだろう。
もちろん、キャラクターを作られた方から直接お話を伺ったわけでは無いので、真意は分かりません。
ただ、記載されているとおり、カモシーは【安全登山啓発キャラクター】です。
カモシーと一緒に写真を撮って、SNSで発信してもらう。
つまり、この言葉の真髄を理解してほしい・知ってほしいのは、SNS世代だということ。
「山なめんなよ」という言葉を使うということは、山をなめてくる人が多いという事だと思うんです。
山を一番分かっている山小屋さんが、ヘルメットの着用を推奨されています。
(だから「赤岳鉱泉」さんにはレンタル用ヘルメットが沢山ある)
私個人の推測ですが、事故や怪我が多いのではないかと思います。
私は事前に鷲尾さんから「赤岳に登るなら、ヘルメットを準備して行こう」と言われていたので、持参して行きました。
ヘルメット着用により滑落時に身を守る事はもちろんですが、人工落石が多い場所で、落石から身を守る役割も担います。
人工落石の怖い所は、自分が加害者になる可能性があるという事。
万が一、自分が落としてしまった石で、誰かが怪我をしてしまったら…
もしくは、誰かが落としてしまった石が、自分に当たったら…
想像したことはありますか?
落石は、どれくらいの大きさの石が、どれくらいの速度で、どこに落ちて来るか分かりません。
実際に我々も、地蔵尾根から赤岳山頂を目指している時、山頂から文三郎尾根に下山する時、何度か自分の横を落ちて行く人工落石を見ました。
未然に防げるかもしれない事故や怪我、自分自身で対策を施せる事は出来る限りして行きましょう。
「知らなかった」は、山では命に関わる危険な状況となる場合もあります。
これ、決して大袈裟な話では無いです。
登山は自己責任です。
下調べや準備不足による怪我や事故で、痛い思いや苦しい思いをするのも自分自身。
「山なめんなよ」
可愛らしいキャラクターに込められた、山小屋さんのからのメッセージ。
このブログを読んで下さっている皆さん自身の、登山を見直す機会になれば幸いです。
長くなりましたが、憧れの赤岳アタックの記録はこれにて終了です!
ここまで読んで下さった皆さま、ありがとうございました😊
☆★To Be Continued★☆