【山あるきへの招待状】山に魅せられたインドア女子の成長記録

本格山女を諦めた、ただのインドア女のブログ

〜プロローグ〜根暗なインドア女子が登山をはじめてから変わった自分の世界観

皆さまこんにちは!初めまして!齋藤と申します。

2018年の9月まで、私は登山と無縁の世界にいました。

根暗でインドア、二次元が大好きで、休日は家に籠ってアニメ動画を見たり、漫画を貪る日々。それが私の至福の時間でした。

まさか自分が登山にハマる日が来るなんて、想像もしていませんでした。

今回は、そんな私が登山にハマった経緯ときっかけ、そして自分が学んだ事を通して今後活動していきたい取り組みについて、お話ししたいと思います。

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イモトアヤコさんのヴィンソンマシフ 登山を通して受けた感銘

2017年の年末、私は仕事の過労が溜まって、体調を崩していました。

精神的にも弱っている時期だったので「何のために生きているんだろう」とまで考えるようになっていました。

そんな中で目にしたのが、タレントのイモトアヤコさんが、南極のヴィンソンマシフ 登山に挑戦するテレビ番組でした。

そこで目にしたのは、どこまでも広がる雪の世界。

歩いても歩いても景色が変わらないので、進んでいる実感が湧かない。

そして何より一行を苦しめたのが、目まぐるしく変わる天候。

そんな中で辿り着いた山頂から映った景色。

「生きていれば、こんな世界を見ることが出来るかもしれない」という想いで、気が付いたら涙している自分がいました。

それまでも、イモトさんが様々な登山にチャレンジして、どんどんスキルアップされているのは知っていましたが、彼女の努力と、喜怒哀楽を全てありのままさらけ出す表情、そこから伝わってくる感情。全てに感動しました。

「何のために生きているんだろう」と考えていた自分から、「登山をすれば、私もいつか苦楽を乗り越えた先に見える景色で、自分の世界観が変わるかもしれない」と強く感じた、印象深い出来事になりました。

登山に誘われるも、根っからの腰の重さからなかなか行動に移せない迷走期

私は仕事の関係で、たまたま登山ガイドの資格を持った方が周りにいるので「齋藤さんも良かったら一緒に登山行ってみない?」と声をかけて頂く機会も何度かあったのですが、当時の私は「根暗・二次元・インドア万歳\( ˆoˆ )/」最盛期だったので、丁重にお断りしておりました。笑

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絶賛自宅警備中!

登山に興味はあるものの、何から始めて良いか分からない。

いくら興味があっても、自分の知らない世界に飛び込んでみるのは、誰だって勇気がいりますよね。

そんな「興味はあるけれど、どうしよう・・・」と尻込みして悶々としている日々が続いたある日、雷鳴が落ちました!笑

登山ガイドの鷲尾さんによる(半ば)強制連行登山

もともとお仕事で面識のあった登山ガイドの鷲尾さんに、登山については色々教わっていました。

「実は私も登山に行ってみたいと思っているんですよー」とサラっと話したつもりが、「いつ?どこの山?装備は?」と聞かれ「いや、その、皆無です・・・アハハ( ´∀`)」なんて言ったが最後、そのまま登山用品店で装備一式揃えられ、勝手に登山日程まで決められ、気がついたら奥多摩・御岳山で登山デビューしました。笑

鷲尾さんから来る連絡の指示の通りに準備していたら、あっという間に当日を迎えました。

「これが怒涛というやつか。笑」と思いましたね。

画像: 歩き始める前に装備の確認!ウエストベルトの締め方レクチャー(ダメ出し)中。笑

はじめての登山で感じた、自然の中で自分の五感がフル稼動する感覚

初登山は前述のとおり、奥多摩・御岳山でした。

そこで感じたのは、大げさな表現ではなく、身体の細胞が全開になり、五感がフル稼動する感覚でした。

これは衝撃的な感覚でした。

なんて心地良いんだろう!と。

目に映る景色、聞こえてくる風や水の音、土や木や水など自然の匂い、肌に触れる自然の中の空気。

自分の足で歩くからこそ体感出来る感覚。

この時の衝撃は私の中である種アドレナリンのような作用となり、一気に登山を好きになり、ハマるきっかけになりました。

ハマってからは時間を見つけては、登山に出かけるようになりました。

毎回新たな発見や学びがあるので、山行を重ねる毎に興味の幅がどんどん広がっています。

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登山にハマり、山の魅力を発信していきたいと思うようになった現在

登山がきっかけで、山の地元地域の方々やプロの登山ガイドさんに実際にお話しをお伺いさせて頂く中で、この短い期間ではありますが、本当に沢山を事を学ばせて頂き、考えるきっかけを頂いたと思っています。

「私に出来る事は何か?」と考えた時に、その山や地域の魅力を自分が感じた中で、自分の言葉で発信する事だと思いました。

登山や、その地域に興味を持って、実際にこのブログを読んでくださっている皆さんが、ご自身で現地で体感して頂く事だと思いました。

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「安全登山」の啓蒙・推進に取り組みたい

モラルとマナーをきちんと守れば、山は自由だと思います。

山は楽しむ場所だと思います。

ただ、その大前提として「安全な登山」は必須です。

「安全な登山」と言われて、皆さんは何をイメージされますか?

例えば、現在気象庁が発表している「活火山」は日本に111あります。

皆さんは該当する山を幾つご存知でしょうか。

2014年に発生した木曽御嶽山の噴火を覚えていますか?

噴火発生時の噴火警戒レベルは1でした。

2018年に3週間だけ、御嶽山山頂の剣ヶ峰への入山規制が解除された時の警戒レベルも1でした。

噴火当時と変わった事は、山頂直下にシェルターが3基設置された事だけでした。

皆さんは万が一、同じような状況に遭遇した場合、どのような行動をとりますか?

例えば、事前に登山計画書を提出する、レスキューシートやヘッドランプなどの万が一の装備を常備し、それを素早くその場で判断して活用できますか。

山でのリスクヘッジの装備や判断は、生き残る為の手段になります。

万が一、自分の準備不足や気の緩み、身の丈に合っていない無謀な登山が原因で、山で怪我や遭難をしてしまった場合、山岳救助隊を要請する場合、どのような手順で、どれだけの費用がかかるかご存知でしょうか?

山が県跨ぎの場合、捜索するエリアによって、どの県の管轄になるか変わって来ます。

御嶽山噴火の際も、岐阜県と長野県に跨る御嶽山は、完全に県境で捜索域が分けられていたそうです。

登山を通して、多くの登山ガイドさんや山の地域と関わる事で、登山に無知だった私が学んだ事を、より多くの登山好き・山好きな方に知ってもらいたいと思うようになりました。

これからは、私に知識と知見を与えて下さった方々への恩返しとしても、少しでも正しい知識と情報を発信し続けたいと思います。

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長くなりましたが、最後に・・・

今はネットで情報が手に入れやすい分、ネットの情報に踊らされている場合も多くあります。

何が正しく、何が間違っているのか、という判断も個人に委ねられます。

私は実際多くの人に直接会い、お話しを聞いたり、山を一緒に歩く事で、登山に関する多くの事を学びました。

私の声は、バーチャルで得たものでは無く、リアルで聞いた生の声です。

やはり私は大好きな登山で、登山好きな人達と繋がり、正しい知識と情報を発信し、沢山の地域の魅力を私の全身の細胞を全開にして、お伝え出来ればと思います!

 

ここまで長々とお付き合い頂きありがとうございました。

これからよろしくお願いします🌟

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